施設見学をして、少し現実味を感じ始めた日

介護

② 弟と今後について話したこと

施設見学から帰ったあと、その日は弟とほとんど話せませんでした。
そこで24日になってから、改めて見学で聞いてきたことを全部伝えることに。

弟も週に一度、病院へ洗濯物を届けたり、取りに行ったりしています。
そのため、施設の場所自体は知っていたようです。

私は、料金や設備、そこでの生活の流れなどを一つずつ説明しました。
すると弟が、

「やっぱり家から近いのが一番やと思う」

と言いました。

そこは、私も同じ気持ちです。
距離が遠くなれば、家族側の負担はかなり大きくなると思います。

時間的にも体力的にも、今より大変になる。
しかも、私たちは毎日余裕のある生活をしているわけではありません。

距離だけではなく、現実的にはお金のことも考えなければいけませんでした。
私は子どもたちもまだ学生なので、正直、金銭面についてはかなり弟頼りになります。

ただ弟も、母のことについては前から気にかけてくれていて、

「必要なら言って」

と言ってくれていました。

母の年金や貯金も含めながら考えれば、ある程度は何とかなるのかもしれない。
そんな気持ちもあります。

もちろん、今後もし入院することになれば、施設代と病院代の両方が必要になる可能性もあります。

だから、貯金を全部使い切るわけにはいきません。
一方で、もし家で完全に介護する形になれば、今度は私自身が自由に働けなくなります。

今は副業もしていますし、必要なら仕事を増やすこともできます。
そう考えると、私が少しでも動ける状態にしておく方が、結果的には家全体のお金も回るのかもしれない。

そんなことも考えました。
病院で聞いた特養の話も、弟へ伝えました。

病院では、特養は寝たきりの方が多いという話を聞いています。

すると弟も、

「まだ動けるうちは、今見てきたところみたいな場所の方がいいんじゃない?」

と言いました。

さらに、リハビリの話にもなりました。
週1回と週2回では料金が変わるそうです。

もちろん、理想を言えば週2回の方がいいんだと思います。

ただ、弟とも、

「お母さん、結局あんまり自分から動かへんからなぁ」

という話になりました。

それなら、週1回でもいいのかな。
そんな話もしました。

その一方で、上に住んでいる人は1階のスペースを自由に利用できることも伝えました。
すると弟が、

「最初は行くかもしれんけど、そのうち面倒くさくなって下へ行かんくなると思う」

と一言。

それを聞いて、私は少し苦笑いしてしまいました。
母は、とにかく「面倒くさい」が強い性格です。

使えるものは使いたいし、自分で動かなくて済むなら、そっちを選ぶタイプでした。
だから最初は頑張って下へ行っても、そのうち部屋で過ごす時間が増えていく。

私にも、なんとなく想像できました。
でも、食事は1階で食べる形です。

それなら、完全に部屋へ閉じこもる感じではないのかなとも思いました。
そして何より、家族が通いやすい場所にある。

完全に遠くへ離れてしまう感覚とは少し違います。
弟も、今のところはかなり前向きに考えているようでした。

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