【老後資金はいくら必要?】ダブルケア世代のリアル|親の介護と教育費が重なった体験談

介護

【老後資金はいくら必要?】ダブルケア世代のリアル|親の介護と教育費が重なった体験談

 

こんにちは。秋山紅葉です。

今日もこの小さな記録の場所に立ち寄ってくださり、本当にありがとうございます。

2026年1月24日(土曜日)。

それぞれの暮らしを抱えながら過ごす毎日の中で、こうしてここでつながれていることを、静かにありがたく思っています。

【今日のテーマ:介護】

今日は、

  • ① あの夜の出来事
  • ② 救急搬送と入院
  • ③ ダブルケアと老後資金の現実

この3つを、今の私の本音とともに綴っていきます。

子育てと親の介護が重なったあの頃、
私は目の前の出来事に必死で、

「老後資金」

という言葉を、どこか遠くの話のように感じていました。

大学生と高校生の娘を育てながら、実母の介護をしてきました。

現在、母は入院中で、理学療法士さんのもとで立ち上がりやポータブルトイレへの移動を訓練しています。

いわゆる「ダブルケア世代」です。

子どもの将来と、親の老い。

その両方を抱える中で、
私はようやく、現実の数字と向き合うことになりました。

老後資金はいくら必要なのか。

親の介護費用はいくらかかるのか。

今日は、そのきっかけになった出来事を振り返りながら書いていきます。

その中でも、はっきりと覚えている一日があります。

まずは①から振り返ります。

① あの夜、異変に気づけなかった私

2024年8月11日(日)。

実母の介護は、それ以前から続いていました。

足腰が弱り、立てないときはハイハイで移動することもありました。

同居しながら、できることは私が手伝う生活。

それが、わが家の日常でした。

その夜、私は一階のキッチンで家事をしていました。

母は便秘で、何度もトイレと部屋を行ったり来たりしていました。

深夜になり、疲れもあったのだと思います。

気づいたときには、部屋で便をもよおしてしまっていました。

しかも、部屋のかなりの範囲に広がっていました。

パンツ型紙おむつを脱ぎ着するのが大変だったのか、
途中から履いていない状態だったようです。

私は母に声をかけてトイレへ行くように伝え、
母がトイレに行っている間に、実弟と母の部屋の掃除をしました。

汚れたカーペットやシーツは処分し、
ウエットシートで拭き取りました。

その後、私は車で24時間営業のスーパーへ、防水シーツとカーペットを買いに行きました。

戻ると、実弟が言いました。

弟「トイレから出てこない。」

私はトイレの外から母に声をかけました。

私「お母さん、大丈夫?」

母「まだお腹が痛いねん。」

母「便が出えへんねん。」

それからしばらくしても、母はトイレから出てきません。

私は声をかけました。

私「お母さん、大丈夫? いったん外に出てきたら。トイレの中にずっといると暑いやろ。熱中症になるで。」

私「戸、開けるで。」

扉を開けようとしましたが、引き戸は開きません。

わずかに動くので鍵はかかっていないものの、
開く先に母の体があり、つっかえているようでした。

私「扉が開かないやん。ちょっと体をずらして。」

母「座ってるのもしんどくなってな、横になっただけや。」

母はトイレの床で横になっていました。

「動かれへんねん。」

そう言っては眠る。

それを何度も繰り返していました。

心配になり、私と実弟は廊下向かいの部屋で一晩中待機しました。

夜はとても長く感じられました。

母がトイレから出てきたのは、明け方でした。

それでも私は、どこかでこう思っていました。

動くのがしんどいだけなのではないか。

実母は普段から、動くのがしんどいと床で横になることがありました。

だからあの夜も、

“いつもの延長”

のように見えてしまったのです。

今思えば、明らかにいつもとは違っていたのかもしれません。

でもそのときの私は、
異変を異変として受け止めることができませんでした。

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