③ 家族みんなで始まった愛犬ちゃんとの暮らし

出勤後、会社で仕事をしていると、主人から家族のグループLINEへ動画が送られてきました。
そこには、お昼ご飯を食べ終えた愛犬ちゃんの様子が映っていました。
朝ご飯に続き、お昼ご飯も無事に完食したようです。
環境が変わると食欲が落ちてしまう子もいると聞いていたので、ちゃんと食べてくれたことが何より安心でした。
これで、初めて我が家で迎えた一日の食事は順調に進んでいることが分かり、仕事中だった私もほっとしたことを覚えています。
夕方、仕事帰りに夕食の買い物を済ませて家へ帰ると、娘たちはすでに学校から帰ってきていました。
私は真っ先に、
「愛犬ちゃんのご飯は?」
と聞きました。
すると今度は、次女ちゃんが夕食を作って食べさせてくれたとのことでした。
朝は長女ちゃん、お昼は主人、そして夕方は次女ちゃん。
気がつけば、家族みんなで愛犬ちゃんの食事を分担していました。
日頃は、自分のことは後回しにしてしまう娘たちですが、念願だった愛犬ちゃんのお世話となると、自分から進んで動いてくれます。
初めて犬を飼う家族ばかりだったので、誰もが説明書を見ながらの手探りでした。
それでも、
「次はこうするんだね」
「これは25gだね」
と確認しながら、一食ずつ作っていくうちに、少しずつ流れが分かるようになっていきました。
生後2か月の子犬の離乳食は、ドッグフードを量り、お湯でふやかし、必要なものを加えて準備するだけと思っていました。
しかし実際にやってみると、一つひとつ確認することが多く、慣れるまでは思っていた以上に時間がかかりました。
それでも、家族みんなで協力しながら愛犬ちゃんの食事を作っていた時間は、今振り返るととても大切な思い出です。
おわりに
初めて犬を飼った我が家にとって、生後2か月の子犬の離乳食作りは、毎日が勉強の連続でした。
説明書を何度も読み返し、量を量り、お湯の温度を気にしながら、一食ずつ手探りで準備していたことを今でもよく覚えています。
今ではドライドッグフードをお皿へ入れるだけで準備は終わりますが、あの頃の慌ただしい朝があったからこそ、今の毎日があります。
初めて犬を迎える方も、不安になることがたくさんあると思います。
私たち家族も、決して最初から上手にできていたわけではありません。
分からないことばかりでしたが、一食ずつ家族で協力しながら積み重ねてきた時間は、愛犬ちゃんとの暮らしの大切な始まりだったように思います。
秋山紅葉



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