大学生の娘の「大丈夫」を信じられなくなった|大学受験の頃から繰り返していたこと

子育て

③ 親が立て替えた予備校代|今も「大丈夫」を信じきれない私

大学に入ってから、長女ちゃんには約束していた予備校代を月3万円ずつ返してもらうことになりました。
長女ちゃんは、アルバイトで月8万円くらい稼いでいると言っていました。

そこから3万円を予備校代として私に返す。
残った5万円ほどの中から、自分のお小遣いや自分で使うお金を出す。

そんな形でした。
でも、月3万円の返済が、そのままずっと順調に積み上がっていったわけではありません。

「今月は返済なし。」

となる月もありました。

それに、長女ちゃんも友達と旅行に行ったり、日帰りで出かけたり、ランチや食事会に行ったりします。

そういうときにお金が足りなくなると、

「貸して。」

と言われることもありました。

予備校代として3万円を返してもらっていても、そこからまた長女ちゃんにお金を出す。

「じゃあ、この分はまたちゃんと返してね。」

となる。
返してもらって、また出して。

結局、お金が行ったり来たりしているような状態でした。
私は、そうやって出したお金もちゃんと記録していました。

そして、この6月の時点で一度計算してみたんです。

すると、

「全然返ってきてないやん。」

という状態でした。

返してもらってはいるんです。
でも、そのあとにまたこちらから出している。

記録を見ながら計算してみると、返してもらった分以上に、こちらから出していました。

そんな中で、長女ちゃんからは、

「バイトがあるから、勉強する時間が取れない。」

という話も出ていました。

その頃の長女ちゃんを見ていると、

「バイト、彼氏、バイト、彼氏。」

私には、そんなふうにも見えていました。

バイトへ行って、彼氏と遊んで、外泊する日もある。

でも、税理士を目指すための勉強については、

「バイトがあるから時間が取れない。」

と言う。

それなら、バイトを少し減らして、その時間を勉強に使ったらいいんじゃないか。
そんな話になりました。

ただ、私はバイトを全部辞めたらいいとは思っていませんでした。
アルバイトでも、働く経験は必要だと思っていたからです。

月8万円くらい稼いでいるのなら、その半分くらいまでバイトを減らす。
そして減った分の4万円は、親が出してあげる。

その代わり、空いた時間を税理士の勉強に使う。
そういうことにしました。

もちろん、すでに決まっているシフトを途中で投げ出しなさいということではありません。

長女ちゃんは、

「まだシフトが入ってる。」

と言っていました。

だから、

「今出ているシフトのところまではちゃんと働いて、そのあとはバイトを少し減らしなさい。」

と話しました。

そして私も、口で、

「勉強しなさい。」

と言っているだけではダメだと思いました。

まだ実際にバイトを減らす前でしたが、先に4万円を長女ちゃんに渡しました。

「バイトを半分くらいに減らしたら、その分の4万円は出してあげる。」
「その代わり、空いた時間でちゃんと資格の勉強をしなさい。」

そして、

「言っていた日までにちゃんと資格を取れていたら、次の月からも4万円渡すね。」

そういう約束にしました。

私なりに、長女ちゃんが資格の勉強をする時間を作れるように考えていました。

でも、資格試験について聞くと、

「○日に受けるよ。」
「大丈夫。」
「受かるから。」

と言っていた日が近づいてくると、いつの間にか試験日はまた先へ延びていました。

そして次の日程を決めると、

「今度は○日に受ける。」
「大丈夫。受かるから。」

と言う。

でも、その日が近づくと、また延びる。
かなりの期間、同じことを繰り返していました。

私は、彼氏ができることが嫌なわけではありません。
友達と旅行へ行ったり、ランチや食事会へ行ったりすることが悪いと言っているわけでもありません。

遊ぶなと言っているわけでもありません。
遊ぶときは遊ぶ。
でも、やることはやる。

私が長女ちゃんに思っているのは、そこです。

高校3年生の頃も、

「大丈夫。」
「受かるから。」

と言っていました。

そして今の資格試験でも、

「大丈夫。」
「受かるから。」

と言う。

大学受験と資格試験は、もちろん別のことです。
でも私の中では、あの頃と今の「大丈夫」が重なっていました。

だから私は、長女ちゃんから、

「大丈夫。」

と言われても、もうその言葉だけでは信じきれなくなっていました。

「ほんまに大丈夫なん?」

どうしても、そう思ってしまうようになっていました。

おわりに

昨日書いた「もう好きにしたら」という気持ちは、外泊が続いたことだけで出てきたものではありませんでした。

大学受験の頃から「大丈夫」という言葉を聞き、そのたびに私なりにできることをしてきました。

もちろん、何も積み重なっていなかったわけではありません。
浪人した一年を経て、大学には合格しました。

ただ今は、「大丈夫」という言葉だけではなく、自分で「やる」と言ったことに少しずつ向き合ってほしい。

そんなことを思っています。

秋山紅葉

コメント

タイトルとURLをコピーしました