③ 自分の老後資金について思ったこと

うちの母は、本当に必要最低限しかお金を出さない人でした。
服も、小学校や中学校の頃はほとんど買ってもらった記憶がありません。
買ってもらっても、近所のスーパーで売っているような服。
小学校の頃には、おばのお下がりを着ていた時期もありました。
だから私は、かわいい服を買ってもらえる子が、正直かなり羨ましかったんです。
自分でバイトを始めて、やっと好きな服を買えるようになったのは、高校生くらいだったと思います。
母は、かなり節約して生活していました。
今でもよく覚えているのが、うちには中学校を卒業する頃まで給湯器がなかったことです。
食器洗いもずっと水。
冬場なんか、本当に冷たかったです。
油汚れが取れない時は、お湯を沸かして、その中へ食器をつけながら洗っていました。
オーブンもありませんでした。
だから友達が、
「クッキー作ったから食べる?」
と持ってきてくれるのが、私はすごく嬉しかったんです。
同時に、家でお菓子作りができること自体が、ちょっと羨ましくもありました。
今は、娘にかわいいお弁当箱を買ってあげたりしています。
でも私は学生時代、ずっとタッパでした。
中学も高校も、そんな感じ。
うちではそれが普通でした。
でも、周りの子のかわいいお弁当箱を見るたびに、
「いいな」
と思っていました。
そう考えると今の私は、子どもの頃の自分が羨ましいと思っていたものを、子どもたちにはできるだけ持たせてあげたいのかもしれません。
だから今、正直かなり複雑なんです。
子どもたちには、私が子どもの頃に感じていたような、
「羨ましい」
という気持ちを、できるだけさせたくない。
それも本音です。
でもその一方で、将来、自分が母のように子どもへ大きな負担をかけずに生きていくためには、もっと節約して、もっと貯金をしていかなきゃいけないんだろうなとも思います。
それも同じように本音なんですよね。
もちろん、子どもたちが将来どんな人生を歩むのかは分かりません。
結婚するかもしれないし、しないかもしれない。
でも、それぞれの生活ができていった時に、私の老後まで背負わせるのは違う気がします。
だからこそ、自分の老後資金もちゃんと考えていかないといけない。
最近は、できるだけ長く働ける状態でいたい、という気持ちもかなり強くなっています。
子どもたちに、自分の老後の負担まで背負わせたくないからです。
私は若い頃から、掛け持ちで働くことにあまり抵抗がありませんでした。
トリプルワークみたいなことをしていた時期もあります。
だから、動けるうちは自分で何とかしたいという気持ちが強いです。
そのためにも、最近は健康のことを以前より気にするようになりました。
ダイエットもそうですし、健康診断も前より意識しています。
結局、健康じゃないと働けないんですよね。
そう考えると、このブログで書いていることって、結局全部つながっているんだなとも思いました。
おわりに
正直、何が正解なのかはまだ分かりません。
もっと節約した方がいいのか。
それとも、今しかない子どもたちの時間を優先した方がいいのか。
考え始めると、本当に難しいです。
子どもの頃の私は、友達の家を見て羨ましいと思っていました。
でも今、自分が親の立場になってみると、母がかなり節約していた意味も少し分かるようになりました。
あの頃は嫌だったことが、今は母自身を助けている部分もあるんですよね。
だから余計に、
「自分はどうしていけばいいんだろう」
と考えてしまいます。
子どもたちに使ってあげたい気持ちもある。
でも、自分の老後のことも考えていかなければならない。
今はまだ、その間で揺れています。
秋山紅葉


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