カンファレンスで現実を突きつけられた日|自宅介護と施設の間で揺れた話

介護

② 自宅介護の現実を改めて感じたこと

そのあと、1年半前のカンファレンスの話になりました。
その時は、ある程度動けるようになったら、自宅へ戻る方向で考えていると話していました。

ただ、その時点でも私の中では、

「歩けること」

が前提でした。

だから今回、改めて今の状態では自宅介護は難しいと思っていることを伝えました。
歩けないということは、今までのようにデイケアサービスへ通うことも難しい。

以前は、デイケアサービスへ通う日の朝になると、ヘルパーさんが来て準備を手伝ってくれていました。

ただ、ヘルパーさんは私が出勤する前には帰ります。
そのあと、私が会社へ出かけてからデイケアサービスのお迎えの時間になります。
だから母は、お迎えが来るまで一人で待つことに……。

普段は、お迎えが来たら自分で部屋から玄関まで移動していました。
しんどくて動くのが難しい時は、最初から玄関で座って待つこともありました。

帰ってきた時は弟が家にいましたが、夜勤で寝ている時間帯です。
そのため、母は自分で部屋へ戻り、そのまま布団へ行って寝ていました。

だからこそ、最低限でも自分で動けることが前提だったんです。
でも今は、その生活を続けるのはかなり厳しい。

そう思いました。

相談員さんが、

「以前は、歩けない時ははいはいなどで移動していたと聞いているんですけど、今はそういう移動も難しいですか?」

と理学療法士さんへ確認しました。

返ってきたのは、

「今は難しいですね」

という言葉でした。

やっぱりそうか。
そうだよね、難しいよね。
その時、私はそう思いました。

正直、本当はもう少し動けるようになって、家へ戻ってきてほしかったです。
デイケアサービスへ通いながら、今までのように生活できる。

それが一番の理想でした。
でも、今の状態を考えると、それはかなり厳しいんだろうなとも感じました。

理学療法士さんからは、今回カンファレンスをした理由についても話がありました。
これまでリハビリを続けてきたけれど、最近は母自身がかなりしんどそうにしていること。

そのため、今後について一度ご家族と話し合った方がいいのではないかと考えて、カンファレンスを提案したということでした。

理学療法士さんは、母はすごく頑張っているとも言ってくれました。

でも正直、私の中には、

「本当にそんなに頑張っているのかな」

という気持ちもありました。

家にいた頃の母のことを知っているからこそ、どうしてもそう思ってしまう部分があります。

それでも、毎日母を見ているプロの方がそう感じているなら、そうなんだろうなと思いました。

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