母の春物パジャマを買い足した日|春物と夏物が分からなくなった私の介護の記録

介護

③ 入院中のパジャマ事情と、今になって思ったこと

今回、新しく長袖のパジャマを4着買いましたが、今まで使っていたパジャマを全部使わなくするつもりはありません。

というのも、母が病院で使っているパジャマは、必ずしも上下セットのまま家と病院を行ったり来たりしているわけではないからです。

病院へ持っていくときには、もちろん上下揃った状態で持っていきます。

でも、洗濯物を持って帰ってくると、

「あれ? ズボンの方が多いな。」

と思うことがあります。

母は寝たきりで、おむつを使っています。

そのためなのか、上よりもズボンの方が汚れやすいようで、洗濯物として持って帰ってくるのも、ズボンの方が多いことがあります。

パジャマは上下同じ柄なので、本来の組み合わせは見れば分かります。

それなのに、家で洗濯物を見ていると、

「このズボンと同じ柄の上、ないやん。」

と思うことがあるのです。

おそらく、上は汚れていなければそのままで、下だけ着替えさせてもらっていることもあるのだと思います。

実際に着替えをしてもらっているところを見ているわけではないので、そこは分かりません。

でも、洗濯物として戻ってくるものを見る限りでは、上下セットで一緒に戻ってこないことも珍しくありません。

同じ柄の上は病院にあって、ズボンだけ家に戻ってきている。

反対に、家にあるものと病院に置いてあるものを全部合わせれば、ちゃんと上下が揃うのかもしれません。

長く入院生活を続けていると、そんなふうにパジャマも家と病院を行ったり来たりしています。

だから今回も、春物か夏物か分からなくなったからといって、今までのものを全部やめて、新しい長袖だけにする必要はないかなと思いました。

七分袖の中でも、

「これは多分、春でも大丈夫かな。」

と思うものは使えばいい。

ズボンも、春に使えそうなものなら使えばいい。

上下が同じ柄で揃っていなくても、病院ではもともと別々に動いていることがあるようなので、使えるものは使っていこうと思っています。

それにしても、今回パジャマを買いながら、

「最初から長袖にしておけばよかったな。」

とは、やっぱり思いました。

春物として七分袖を選んだときは、母にとってその方が使いやすいと思っていました。

小柄な母には長袖だと少し袖が長い。

それなら、最初から七分袖を買っておけば、食事をするときなどにも邪魔になりにくいだろう。

私なりに考えて選んだものでした。

そのときは、春物と夏物が分からなくなるなんて考えてもいませんでした。

見れば分かると思っていましたし、実際、次の春までは分かっていました。

でも今回、3回目の春になって引き出しを開けてみると、

「これ、どっちやった?」

の繰り返しです。

記憶って、本当に曖昧になるものなんだなと思いました。

自分では、

「これくらい覚えてるやろう。」

と思っていたんです。

でも、覚えていませんでした。

しかも今回は、その結果として新しい長袖のパジャマを4着買い足し、8,967円の出費になりました。

もちろん、新しく買ったパジャマはこれから使います。

無駄なものを買ったわけではありません。

それでも、

「最初から長袖を買って、長かったら袖を折ってもらえばよかったやん。」

と思ってしまいます。

そうしていたら、今回わざわざ春物を買い足す必要もなかったかもしれません。

当時は七分袖の方がいいと思っていたので、そのときの自分なりにはちゃんと理由がありました。

でも今になってみると、

「自分を過信しすぎたな。」

という気持ちはあります。

春物と夏物くらい、見れば分かる。

どれを買ったかくらい、覚えている。

そう思っていたけれど、時間がたつと自分が思っている以上に分からなくなるものなんですね。

今回のことで、それを実感しました。

おわりに

母が使いやすいようにと思って選んだ七分袖でしたが、3回目の春には、春物と夏物の区別がつかなくなっていました。

今回また買い足すことになったのは少しもったいなかったですが、今までのパジャマが全部使えなくなったわけではありません。

完璧に管理できていたわけではないけれど、今あるものも使いながら、また少しずつ整えていこうと思います。

秋山紅葉

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