③ 上司に教えてもらったスクワットと会議室での10回

上司はスポーツクラブに通っているそうです。
少し遠い場所にある施設で、有名なトレーニングの先生に見てもらっていると言っていました。
その流れで、スクワットのやり方を実際に見せてくれました。
椅子に座るようなイメージで、お尻を後ろに引くこと。背中は丸めずまっすぐにすること。膝がつま先より大きく前に出ないようにすること。そして太ももやお尻にしっかり負荷をかけること。
動きはとても安定していて、きれいなフォームだなと思いました。私より年上の方ですが、体の動きが落ち着いていました。
そのとき上司は、昔の女優さんの話もしていました。
舞台に立つためにスクワットを続けていた方がいるそうです。
その話をしながら上司は、
「きれいな人は、やっぱり努力してるのよね」
と言っていました。
上司が帰ったあと、私は誰もいない会議室で、さっき教えてもらった動きを思い出しながらスクワットを10回やってみました。
正しい形でやろうとすると、思っていたよりきつく感じました。太ももやお尻にしっかり力が入ります。
今まで自分ではスクワットをしているつもりでしたが、形だけの動きだったのかもしれません。
昼休みにも、もう一度10回やってみました。
やはり正しいフォームを意識すると、10回でもきつく感じました。
スクワットは簡単な運動のように見えますが、やり方によってずいぶん違うものなのかもしれません。
おわりに
完璧ではありませんでした。
スクワット10回でも、思っていたよりきつく感じました。
それでも、昼休みに歩いたり、少し体を動かしたりと、自分なりにできることは続けられた一日でした。
健康診断で脂肪肝と言われてから、体のことを以前より意識するようになりました。すぐに大きく変わることは難しくても、歩くことやスクワットのような小さな積み重ねなら、これからも続けていけるような気がしています。
焦らず、止まらず。また明日も、自分にできることを少しずつ積み重ねていこうと思います。
秋山紅葉



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