③ 「そんなに自由にしたいなら家を出たら」|一人暮らしの生活費も親が出すの?

私が、
「そんなに自由にしたいんやったら、もう家を出たら?」
と言うと、長女ちゃんから、家を出るなら生活にかかるお金を出してほしいという話が出ました。
大学を卒業するまで、一人で暮らすために必要なお金を親に出してほしい。
私はそれを聞いて、
「それは違うんじゃない?」
と思いました。
大学に通うために必要なお金を親が出すことと、自分が自由に暮らすために家を出て、その生活費まで親が出すこと。
私の中では、この二つは同じではありませんでした。
長女ちゃんが大学に通うために必要なお金は、親として出そうと思っています。
大学は長女ちゃんのこれからのために行くものだと思っているからです。
でも、
「自由にしたい。」
「好きなようにしたい。」
そのために家を出るのであれば、その一人暮らしにかかるお金まで親が全部出すのは違うんじゃないかな。
私はそう思いました。
私自身、若い頃は早く家を出て自由になりたいと思っていました。
だから大学には行かず、働く方を選びました。
自分で働いて、自分でお金を稼いで、そのお金で生活する。
私にとって、家を出て自由になるということは、そういうことでもありました。
もちろん、私と長女ちゃんは違います。
私と同じ道を選べと言いたいわけではありません。
でも、そこまで自由にしたいのなら、
「自分で働いて、自分で稼いで生活したらいいやん。」
と思いました。
もちろん、家を出たからといって、親子でなくなるわけではありません。
何かあれば心配すると思います。
困っていれば、できることはしてあげたいとも思うでしょう。
でも、この頃の私は、
「私はどこまでやったらいいんやろ。」
とも思うようになっていました。
本業もある。
副業もある。
家事もある。
母の病院のこともある。
次女ちゃんのこともある。
そのうえで長女ちゃんのこともできるだけして、勉強する時間を作ってあげようと思ってきました。
でも、本人がその時間をどう使うのかまでは、私にはどうすることもできません。
「もう好きにしたら。」
そう思ったのは、長女ちゃんのことをどうでもいいと思ったからではありません。
応援したいと思って動いてきたからこそ、何度も同じことが続いて、私の方が疲れてしまったんだと思います。
おわりに
長女ちゃんが、
「これをやりたい。」
「頑張りたい。」
と言えば、私はこれからも、できることなら応援したいと思っています。
親に頼ることが悪いとも思っていません。
でも、本人が「やる」と言うから、私もできることをしてきました。
それが何度も重なって、
「じゃあ、私は何だったんだろう。」
と思ってしまったんです。
一回や二回なら、ここまで思わなかったかもしれません。
でも、それが何度も重なってきたから、
「もう好きにしたら。」
という気持ちになりました。
好きにするなら、自分のことにも少しずつ自分で向き合ってほしい。
この頃の私は、そんなことを思っていました。
秋山紅葉



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