劇団四季「恋におちたシェイクスピア」を京都劇場で観劇|初めてのストレートプレイと2階席の気づき

小さな工夫と小さな喜び

② 初めてのストレートプレイと舞台の印象

これまで劇団四季ではミュージカルしか観たことがなく、今回が初めてのストレートプレイでした。
正直なところ、どういうものなのかよく分からないまま観に来ていました。

ストレートプレイというのは、ミュージカルのように歌やダンスを中心に物語を進めるのではなく、俳優さんのお芝居やセリフを中心に物語が進んでいく舞台のことです。
劇団四季というと、私の中ではどうしてもミュージカルのイメージが強く、これまで私が観てきた作品もミュージカルでした。

だから今回は、

「劇団四季で歌わない舞台って、どんな感じなんだろう。」
「歌やダンスがほとんどない舞台を、私は最後まで楽しめるのかな。」

そんなことが観る前から少し気になっていました。

事前に少し調べてみると、評価がかなり分かれている印象がありました。
すごく良かったという声もあれば、合わなかったという声もあり、中には「眠くなる」といった感想もありました。

そのため、自分に合うのかどうか、少し不安もありました。
さらに今回は、3日後にも同じ作品を観る予定があったので、もし合わなかったらどうしようかという気持ちも少しありました。

実際に観始めると、第1幕の最初のあたりは、正直「可もなく不可もなく」という印象でした。

劇団四季らしく安定しているとは思うものの、自分の中ではまだ少し距離があるような感覚でした。

ただ、その印象は長くは続かず、すぐに少し変わっていきました。
会話のテンポがよく、やり取りの流れも自然で、気づいたときには

「面白いかもしれない」

と感じるようになっていました。

客席からは自然と笑いが起きていて、舞台と客席の距離が少しずつ近づいていくような感覚がありました。
演者さんの表情や間の取り方で、無理のない形で笑いが生まれているように感じました。

ただ、2階席だったため、細かい表情までは見えない場面もありました。
全体の流れはしっかり見えるのですが、細かな部分が少し届かない感覚もあり、そこは少しだけ残りました。

それでも、今回は全体の流れを見ることに意識を向けて、そのまま受け取っていこうと思いました。
そして3日後に観る前から3列目の席では、また違った見え方になるのだろうと考えていました。

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