【在宅介護で犬を迎えた理由】パーキンソン病の母とポメチワ|散歩できなかったリアル体験

癒しのペット

③ それでも、家族になった

正直に言えば、少し残念でした。

期待していたからです。

でも、ある日。

犬が一階を走り回り、
母の部屋へ入りました。

母が座っていると、
子犬がちょこんと膝の上に乗りました。

母は、やさしく撫でていました。

犬も母には懐いていたようで、
母の手をぺろぺろ舐めたり、
そばで丸くなったりしていました。

散歩はしなかった。

世話もしなかった。

それでも、
母の癒しにはなっていたのかもしれません。

母は今、入院中です。

犬は今日も、家の中を元気に走り回っています。

母の部屋の前も、
何事もなかったように。

思った通りにはいかなかった介護。

でも、
思った以上に、家族になりました。

おわりに

在宅介護の中で、

「何かを変えたい」

と思うことがあります。

少しでも歩けるように。

少しでも元気になれるように。

その一心で迎えた犬でした。

思った通りにはいきませんでした。

それでも、
母がやさしく撫でていた時間は確かにありました。

パーキンソン病の在宅介護に、正解はありません。

うまくいかないこともある。

期待したようにならないこともある。

それでも、
あのとき選んだ時間が無意味だったとは思っていません。

母のために迎えた犬。

結果は想像とは違いました。

でも今では、
わが家にとって大切な家族です。

焦らず、止まらず。

今日もここまで。

秋山紅葉

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