お弁当の冷凍作り置きを楽にしたかったのに|小分けトレーを使ってみた結果

小さな工夫と小さな喜び

③ 実際に使ってみたら取り出せない|「買わなきゃよかった」と思った理由

買ってきた小分けトレーを使って、さっそくお弁当用のおかずを作り置きしてみました。
せっかく買ったので、ほんの少し試してみたという感じではありません。
何種類ものおかずを作って、結構な量をまとめて冷凍しました。

トレーのそれぞれの仕切りにラップを敷いて、その上に作ったおかずをポンポンと入れていきます。
そして、上のほうに余ったラップを折り返して、蓋をするような感じにしました。
今までの方法とは、ここが違います。

これまでは、金属製のプリンカップにラップを敷いておかずを入れたあと、ラップごとカップから取り出していました。
そこから一個ずつ、くるっとラップで包みます。
汁気が気になるものなら、さらにもう一重。

でも今回のトレーでは、

「このまま冷凍できるから楽なんじゃない?」

と思っていたので、一個ずつ取り出して完全に包むことはしませんでした。

せっかく小分けになっているのだから、そこへおかずを入れて、そのまま冷凍する。
それが、このトレーを買った理由のひとつでもありました。

そして冷凍したおかずを、実際に朝のお弁当に使おうとしました。

「今日はこれを入れよう。」

いつものように一個取り出そうとしたのですが、

「あれ?」

取れません。

もう一度引っ張ってみても、やっぱり取れない。
よく見ると、おかずから出た汁がラップの隙間から漏れたのか、トレーの底に流れて、そのままカチカチに凍っていました。

私が入れたおかずが、たまたま汁気の出やすいものだったのかもしれません。
それに、今までのように一個ずつきちんとラップで包んでいなかったことも原因だったと思います。

でも、そのときはそんなことを考えている余裕もありません。
朝です。

お弁当を作らないといけません。
使いたいおかずは目の前にあるのに、取れない。

「え、これどうやって取るん?」

ラップを持って引っ張ってみます。
それでもなかなか外れません。

少しずつ引っ張ったり、違うところを持ってみたり。
そうやって何とか取り出そうとしているうちに、今度はラップが破れました。
しかも、破れたのは一個だけではありません。

実際に何個か破れました。
もう、ストレスマックスです。

朝のお弁当作りを少しでも楽にしたくて、わざわざ時間のあるときに何種類ものおかずを作り置きしているのに。

朝は冷凍庫から必要なものを取り出して、チンしたらいいだけ。
そのための作り置きだったはずです。

それなのに、チンする前の「取り出す」というところで、むちゃくちゃ時間がかかる。

「何のために作り置きしてるん?」

そんな気持ちになりました。

だったらトレーごと少し温めれば取れるんじゃないかとも思います。
でも、そのとき使いたいのは一個だけです。

トレーには、まだほかの冷凍したおかずも何個も残っています。
最後の一個なら、トレーごと少し温めることもできるかもしれません。

でも、まだ何個も残っている状態でトレーごと電子レンジにかけたら、残しておきたいほかのおかずまで温まってしまいます。

それはできません。
結局、一個だけ取り出すために朝から格闘することになりました。
便利になると思って買ったのに、前より時間かかってるやん。

「これ、買わなきゃよかった。」

このときは、本気でそう思いました。

しかも私は、

「ちょっとおしゃれなママを演出してみよう。」

なんて思って、結構な量の作り置きをしてしまっています。

一個、二個だけ試していたのなら、

「このやり方はダメやったな。」

で終わったのかもしれません。

でも、何種類ものおかずが、すでにこのトレーの中で凍っています。

使うたびに、

「また取れへん。」

となりながら、なんとか取り出しました。

おしゃれなママどころではありません。
朝から冷凍したおかずと格闘している、生活感たっぷりおばちゃんに逆戻りです。
そして、最初に作った作り置きを使い終わったあと。

今のところ、このトレーでもう一度作り置きはしていません。
ただ、あとになって考えてみると、トレーそのものが悪かったとは言い切れません。
今回うまくいかなかったのは、私の使い方にも原因があったのだと思います。

今までと同じように、おかずを一個ずつきちんとラップで包んでからトレーに戻していれば、汁が底に流れて凍りつくこともなかったのかもしれません。

一個ずつ仕切られているので、今まで大きなタッパーで気になっていた、おかず同士が横でくっついてしまうことも防げるのかもしれません。

「じゃあ、次はちゃんと一個ずつ包んでから入れたらいいんかな。」

そうも思いました。
でも、そこでまた別の疑問が出てきます。

「一個ずつ取り出して、ちゃんとラップで包んで、またこのトレーに戻すんやったら、今までと何が違うん?」

今までは、金属製のプリンカップを量の目安にしておかずを入れ、ラップごと取り出して、一個ずつ包んでいました。

そして、包んだものを大きなタッパーに入れる。
今回のトレーでも、一度取り出して一個ずつラップで包み直すのなら、結局やっていることはそれほど変わりません。

私は、その「取り出して包んで移し替える」という手間がなくなったらいいなと思って、このトレーを買いました。

でも、その手間を省いたら、今回のように汁が漏れて底で凍ってしまった。
だからといって、一個ずつきちんと包むなら、

「それなら、今までの大きなタッパーでよかったんちゃう?」

とも思います。

せっかく「生活感たっぷりおばちゃん」から、ちょっと「おしゃれなママ」になってみようと思ったのに。
一回目の挑戦は、思っていたようにはいきませんでした。

でも、このまま本当にお蔵入りにしてしまうのも、ちょっともったいない気もしています。
次に使うことがあれば、今度は一個ずつきちんと包む方法で試してみようかなと思っています。

それで本当に使いやすくなるのか。

それとも、

「やっぱり大きなタッパーでよかったやん。」

となるのか。

そこは、もう一度やってみないと分かりません。

おわりに

家事を少しでも楽にしたくて買ったものが、思っていたほど便利ではなかった。
こういうこと、たまにあります。

売り場で見たときは、

「これ絶対便利そう。」

と思ったんですけどね。

しかも今回は、ちょっと「おしゃれなママ」になれるような気までしていました。
結果は、朝から冷凍庫の前でおかずと格闘。

思い描いていたものとは、ずいぶん違いました。
それでも、こういう小さな失敗も、実際に使ってみたから分かったことです。

とりあえず今は、使い慣れたプリンカップと大きなタッパーの方が、私には合っているようです。

秋山紅葉

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