② 疲れている中で感じる癒しの瞬間

ご飯を食べたあとや、
少し休憩で椅子に座っているとき、
横にいることがあります。
すると、
「ワンワン」
と鳴いて、
こちらの注意を引こうとしてきます。
その声につられて見ると、
目が合った瞬間に、いきなり伏せをします。
以前、伏せやお座りができたときに、
ご褒美でおやつをあげていたことがあって、
それを覚えているのだと思います。
おやつが欲しいんだろうなと思いながらも、
私はただ座っているだけなので、
すぐにはあげずにいると、
伏せをしたまま、
じっとこちらを見つめてきます。
しっぽを振りながら、
「まだかな」
というような様子で、
ずっと目を合わせてきます。
それでもあげずにいると、
一度起き上がって、
もう一度伏せをします。
そしてまた、じっと見つめてきます。
それを何度も繰り返して、
おやつをもらえるまで続けます。
最終的には、
私が困っておやつを取りに行って、
あげることになりますが、
こういうやりとりが、
日常の中で自然に繰り返されています。
また、ひとりでご飯を食べているときも、
「ワンワン」
と鳴きながら、
ちょうだい、ちょうだいと訴えてきます。
その姿を見ていると、
さっきまで感じていた疲れが、
少し軽くなるような感覚になります。
家の中を移動すると、
自然と後ろについてきて、
洗濯で脱衣所に行けば一緒についてきて、
2階に行けば階段も一緒に上がってきます。
少し疲れて部屋で横になると、
いつの間にか部屋に入ってきて、
そっと近くに座って、
そのまま一緒に寝ていることもあります。
日々の中で、
気持ちに余裕がなくなっているときでも、
こうした姿を見ていると、
少しだけ気持ちがほどけるような感覚になります。
正直なところ、
散歩やご飯の用意など、
大変だと感じることもあります。
それでも、
疲れているときにふと見せてくれる姿が、
「この子がいてよかった」
と思わせてくれることがあります。


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