大学生の娘が「税理士はもういい」|資格を取ってほしかった親の本音

子育て

② 簿記3級の試験を何度も先延ばし|予定だけが少しずつ後ろへ

2回生になって、長女ちゃんは簿記3級の試験を受ける日を決めるようになりました。

家族で予定を共有しているアプリにも、試験の日が入っていました。

「あ、今度こそ受けるんやな。」

私はそう思っていました。

ところが、試験の日が近づいてきても、勉強している様子があまりありません。
そして気がつくと、入っていた試験の予定が消えて、また少し先の日に新しい予定が入っています。

「あれ? また延ばしたん?」

それが一度ではありませんでした。

試験の日を決めて予定に入れる。
日にちが近づいてくる。

すると予定が消えて、また少し先に入れ直される。
そんなことが何度か続きました。

私が、

「大丈夫なん?」

と聞いても、

「大丈夫、大丈夫。取れるし。」

長女ちゃんはそんな感じでした。

でも、去年少し簿記に触れたとはいっても、それから一年ほど経っています。
ほとんど勉強していない状態に近かったので、私は最初から、3級もある程度時間をかけた方がいいと思っていました。

私自身も、簿記3級と2級を持っています。
私が受けた頃は、今のようなネット試験ではありませんでした。

3級を受けて、その次の試験で2級まで進みました。
その経験があったので、長女ちゃんにも、3級で勉強したことを覚えているうちに、そのまま2級の勉強へ進んだ方がいいんじゃないかなと思っていました。

間が空いてしまうと、せっかく覚えたことをまた思い出すところから始めることになります。
だから、4月から3級の勉強を始めて、4月、5月の2か月くらいはじっくり勉強する。

そして3級を取ったら、その流れのまま6月、7月、8月で2級を勉強する。
9月からは税理士の勉強を始める。

私は自分が簿記を勉強したときのことも思い出しながら、そんなふうに逆算していました。

ところが、もう6月です。
まだ3級を取れていません。

「ここから3級を取って、それから2級って、ほんまに間に合うんかな。」

だんだんそんな気持ちになってきました。
勉強するためのものがなかったわけでもありません。

去年、簿記のテキストを買いました。
でも、ほとんど使わないまま一年が過ぎました。

今年になって、

「今からやるなら、新しいテキストの方がいいかな。」

と思って、私はまた新しいものを買いました。

資格の学校で無料で受けられる講座があったときには、

「これ、受けてみたら?」

と勧めました。

長女ちゃんも申し込んで、実際に受け始めました。

「今度こそやるんかな。」

そのときは、またそう思いました。

でも、その講座も最後までは受けませんでした。
テキストを買ったときも、講座を始めたときも、試験の日を決めたときも、そのたびに私は、

「今度こそ。」

と思っていました。

本人が「取る」と言うなら、応援したい。
必要なものがあるなら、それで勉強するのならと思って、お金も出してきました。

でも、試験の日は何度も先へ延びていきます。
買ったものも、申し込んだものも、そのままになっていく。

一つだけなら、ここまで思わなかったのかもしれません。

それが重なってくると、

「またなん?」

という気持ちも出てきました。

そんな中で長女ちゃんから出てきたのが、

「税理士はもういい。」

という言葉でした。

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