③ チケットは取れたのか

長女ちゃんが席を決めるときに、
「せっかくそこまで進めてるんだったら、同じ日にママと一緒に行く?」
と聞いたところ、
「別にいいよ。どうせ一緒にいなければいいから、席離したらいいし」
と言われました。
それなら私の分も取ってもらえるか聞いたのですが、長女ちゃんはデビットカードなので、お友達と自分の分の金額しか入っておらず、私の分は取れないと言われてしまいました。
え、と思ったのですが、まあ仕方ないかと思い、そのままそれぞれで取ることにしました。
長女ちゃんは予約開始から約10分後には予約まで進めていて、先にチケットを取ることができていました。
一方で私はその後も操作を続けていて、10時20分頃になってようやく公演を選べるところまで進むことができました。
長女ちゃんが「前の方はもうない」と言っていたので、もし前の方の端でも残っていればそれでもいいかなと思いつつ、それも難しければ、同じS席で後ろになるくらいなら、金額を落としてC席にした方がいいかなとか、いろいろ考えていました。
日程を選んでも、やっぱり長女ちゃんが言っていたように、前の方の中央の席は空いていなかったので、一度戻って日付を選び直しました。
別の日付を選ぼうとしても画面が動かず、日付自体が選べない状態になることもありました。
それでも何度もやり直して、ようやく別の日付に入ることができました。
どうしようかなと思いながら席を見た瞬間、思わず自分の目を疑いました。
最前列C列のど真ん中の席が、一席だけ空いていたんです。
「え、これ見間違い?詐欺?」
と、自分の目というより自分自身を疑いました。
とりあえずその席をクリックしてみたのですが、そこでまた画面が固まってしまいました。
「あれ、やっぱり気のせいだったのかな」
と思いつつも、ここで戻ったらこの席はもう絶対になくなる気がして、何か表示が出るまで、そのままじっと待ってみることにしました。
すると、次の画面に進めたんです。
「え?」
と思いながら、そのまま支払い方法を選んで、確定まで進みました。
そして――
最前列C列のど真ん中の席が取れてしまいました。
それでもやっぱり信じられなくて、すぐにメールを確認しに行きました。
予約が取れるとメールが届くので、そこで確認してみたところ、やはりその席で予約が取れていました。
なんだか、すごいなと思いました。
今まで劇団四季は何度も見に行っていますが、最前列の中央の席なんて、どうやって取っているんだろう、何か特別な方法があるのかなと、ずっと思っていました。
実際にそこで観ている人たちが、ずっと羨ましくて。
どうやったら取れるんだろうと考えていましたが、今日はっきり分かりました。
ただ単に、運でした。
本当にタイミングと運だけだったと思います。
なかなか先に進めなくて、戻って違う日を選んで、また戻って…というのを繰り返していた中で、たまたま入れたその日付で、あの席が残っていたという感じでした。
おわりに
思うように進まない時間でした。
10時になってもなかなか先へ進めず、画面が動かなくなったり、タイムアウトになったり。同じ操作を何度も繰り返しました。
長女ちゃんが先にチケットを取る中で、私は10時20分頃になってようやく公演を選べるところまで進むことができました。
その時点では、もう前の方の中央の席は難しいだろうと思っていました。
それなのに、日付を変えて入った先で見つけたのが、最前列C列のど真ん中に残っていた一席。
今までずっと、
「最前列の中央って、どうやったら取れるんだろう。」
と思っていました。
何か特別な方法があるのかなと思っていたけれど、今回自分で取ってみて分かったのは、本当にタイミングと運だったということです。
なかなか先へ進めなかったのに、最後にこんな席が取れるとは思っていませんでした。
7月、この席から「ノートルダムの鐘」を観られるのが、今から楽しみです。
秋山紅葉



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