③ ファミレスだった私とホテルのバンケット

その様子を見ていて、ふと昔のことを思い出しました。
私も昔、アルバイトをしていたことがあります。
働いていたのはファミレスでした。
その頃は、お皿を四枚持つ練習をしていた記憶があります。
指でお皿を二枚持って、手首のところに一枚。
そしてもう一枚を右手で持つ。
そんな持ち方をしていたと思います。
それを長女ちゃんに話すと、
「それね、お皿にお皿がかかってるから、その持ち方ダメなんだよ」
と教えてくれました。
どうやら今は、昔とは少し違う持ち方を教えているようです。
私が働いていたのはファミレス。
長女ちゃんがこれから働くのはホテルのバンケット。
同じ飲食の仕事でも、やはりいろいろ違う部分があるのだろうと思いました。
昔よりも、きっといろいろな面で細かくなっているのかもしれません。
長女ちゃんは楽しそうに、お皿を三枚持ちながら、研修で習ったことを復習していました。
まだアルバイトが始まったわけではありません。
それでも、こうして一つずつ覚えていく時間も、きっと仕事の準備の一つなのだと思います。
おわりに
今日はアルバイトの研修の日でした。
まだ仕事が始まったわけではありません。
何か結果が出たわけでもありません。
それでも、研修から帰ってきて、嬉しそうにお皿を三枚持って運んでいる姿を見て、今日という一日はちゃんと動いていたのだと思いました。
完璧ではありませんでした。
でも、ゼロではありませんでした。
焦らず、止まらず。
今日もここまで。
秋山紅葉



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